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私の町でも増税反対 :  静岡発・「増税するべきでない」

静岡発・「増税するべきでない」

高ヒット
静岡発・「増税するべきでない」
 静岡県各界連は8月2日、消費税増税に反対する宣伝・署名行動を昼休みに行いました。
 夏休みに入った子ども連れの母親や、友達同士で買い物に来ている中学生や高校生が大勢行きかう中、5団体9人が行動に参加。
 静岡県商連のS事務局らが被災地ボランティアで見た光景を交えながら「東日本の被災地復興のためや、社会保障のための増税と言うが、仮設住宅に入れば食料や電気代は全て自分持ちで、先の見えない将来のために買いたいものも買わず、暑くてもエアコンをつけず我慢している人たちにも消費税はのしかかる。消費税増税は反対するしかない」と訴えました。
 ビラを配る宣伝隊に「なに言ってるの、増税しなきゃ日本は持たないでしょ」と怒鳴りながら通り過ぎていく年配の女性や、「この子達の将来のためにも増税は絶対必要でしょう」と小学生の孫を連れた60代女性など、増税反対宣伝に批判的な態度を露にする人もいる中、自転車でこちらに向かってきた50代位の女性は、無言でペンを取り署名をし始めました。
 「消費税のことで何か思いがありますか?」と問いかけると、「将来的には必要かもしれないけれど、今は絶対するべきじゃない」と応えました。「先月、被災地に復興ボランティアに行って来たんです」と再度話しかけると、「まぁ、ご苦労さまね。被災地はどうなっているの?」と被災地と被災者の生活について一生懸命質問をされました。ボランティアで見てきたこと、聞いたことを話すと女性は「やはり今増税は絶対にするべきじゃない。宣伝大変だけど頑張ってね」と宣伝隊を励まし立ち去っていきました。
 「2010年代半ばまでの段階的な引き上げ計画」について訴えると、「そんな計画があるの!?」と驚いたような顔で近づいてくる60代の女性連れもおり、ビラを渡しながら説明をすると納得して全員が署名をしました。
 買い物途中の20代女性と30代男性は「増税増税と言うけれど、今までだって何に使ってきたのかさっぱり解らない。資産家や政治家はたった5%と思っているのだろうけれど、収入が減っているのに5%増は堪らない。どうせ使うなら政党助成金などでなく被災者に配ってあげてほしい」と憤りながら揃って署名しました。
 この日の宣伝では約100枚のビラを配布し、1時間足らずで42人が署名しました。
 参加者はいつもより反応の良い街の様子に、「夕べ起った震度5弱の地震(静岡市が震源地)で、被災地のことも他人事ではないし、今増税などと言っている場合ではないと思っているのでは?」、「円高や金融不安のニュースが続いてみんな不安を抱えているのでは」など感想を出し合いました。
(2011-8-3 15:22)

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