マスコミ報道から : 首相、消費税の引き上げ見送り示唆(07年11月16日、産経)
福田康夫首相は15日、消費税率の引き上げについて「いま消費税をすぐ上げるとかなんとかという話にならない」と述べ、平成20年度中の引き上げ実施を見送る考えを示唆した。官邸で記者団の質問に答えた。
首相は「まずは(行政の)無駄を省き、どこまでスリム化できるかだ。一方で経済成長をいかに強化していくかだ」と述べ、行財政改革の努力が必要との認識を改めて示した。ただ、首相は「増え続ける社会保障費を本当に現状でカバーしていけるのかという問題がある」とも述べた。
政府高官は「首相は消費税率を上げることで景気に悪影響を与えることを心配している」と語っており、首相は年末の最終判断に向け慎重に対応を検討する考えだ。
首相は14日の全国都道府県知事会で「消費税を上げて、というのも短絡的すぎる。来年1年間はなんとかやりくり算段できないかを思案中だ」と述べていた。また、自民党の伊吹文明幹事長も同日の講演で「消費税を上げることは党としてはやらないつもりだ」と語るなど、政府・与党内では来年度の消費税率引き上げを見送る方向が強まっている。
首相は「まずは(行政の)無駄を省き、どこまでスリム化できるかだ。一方で経済成長をいかに強化していくかだ」と述べ、行財政改革の努力が必要との認識を改めて示した。ただ、首相は「増え続ける社会保障費を本当に現状でカバーしていけるのかという問題がある」とも述べた。
政府高官は「首相は消費税率を上げることで景気に悪影響を与えることを心配している」と語っており、首相は年末の最終判断に向け慎重に対応を検討する考えだ。
首相は14日の全国都道府県知事会で「消費税を上げて、というのも短絡的すぎる。来年1年間はなんとかやりくり算段できないかを思案中だ」と述べていた。また、自民党の伊吹文明幹事長も同日の講演で「消費税を上げることは党としてはやらないつもりだ」と語るなど、政府・与党内では来年度の消費税率引き上げを見送る方向が強まっている。