マスコミ報道から : 欧州の高福祉と税率は 消費税一口解説?(しんぶん赤旗3・31付)
「ヨーロッパが日本に比べ高福祉なのは、消費税率が高いからだ」という人がいます。
たしかにイギリス(17・5%)やスウェーデン(25%)では、日本の3〜5倍の消費税(付加価値税)率です。
一方、税収に占める消費税の割合は、日本が13・8%、イギリスは22・3%、スウェーデンは25・8%と、税率の差ほどの違いはありません。食料品をはじめ新聞、書籍、映画などに軽減税率が適用されているからです。また、イギリスでは生活必定品(食料品、水道水、新聞、書籍、医薬品、居住用建物の建築、障害者用機器など)は、ゼロ税率で消費税負担はありません。
さらに、ヨーロッパには消費税を「福祉目的税」にしている国はありません。
日本がヨーロッパから学ぶべきことは、社会保障の財源に占める企業負担の高さです。税と社会保険料を合わせた日本の大企業の負担は、フランスの7割程度です。大企業に応分の負担を求めるべきです。
たしかにイギリス(17・5%)やスウェーデン(25%)では、日本の3〜5倍の消費税(付加価値税)率です。
一方、税収に占める消費税の割合は、日本が13・8%、イギリスは22・3%、スウェーデンは25・8%と、税率の差ほどの違いはありません。食料品をはじめ新聞、書籍、映画などに軽減税率が適用されているからです。また、イギリスでは生活必定品(食料品、水道水、新聞、書籍、医薬品、居住用建物の建築、障害者用機器など)は、ゼロ税率で消費税負担はありません。
さらに、ヨーロッパには消費税を「福祉目的税」にしている国はありません。
日本がヨーロッパから学ぶべきことは、社会保障の財源に占める企業負担の高さです。税と社会保険料を合わせた日本の大企業の負担は、フランスの7割程度です。大企業に応分の負担を求めるべきです。