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マスコミ報道から : 税制改正を争点に年内にも総選挙 自民幹事長が示唆(08年5月12日、朝日)

 自民党の伊吹文明幹事長は11日、山形市で講演し、「国会が一段落したら、いろいろなことをやらなくてはいけないと福田首相に申し上げている。道路特定財源の一般財源化をチャンスに税制の組み替えをしないといけない。国民がなるほどと思った時をとらえ、自然に解散になる」と語った。
 与党は、例年は年末にまとめる税制改正論議を早めており、税制改正策を争点に、年内にも衆院の解散・総選挙に踏み切るべきだとの見解を示した発言とみられる。
 講演で伊吹氏は、社会保障費を毎年度2200億円ずつ削減する政府・与党方針について「限界にきている」と指摘。税制改正については「高齢者を扶養する世帯や教育費がかかる世帯の負担は軽減してもいい」と語り、一方的な負担増にはしない考えを示した。