伊吹自民幹事長 年金財源で消費税引き上げ示唆 国会質問(07年10月4日、毎日)

掲載日 2007-10-23 10:52:05 | トピック: マスコミ報道から

 自民党の伊吹文明幹事長は3日の衆院代表質問で、09年度の基礎年金の国庫負担引き上げに必要な財源について「すべての人が負担する消費税で賄うのは穏当な方法ではないか」と述べた。基礎年金の財源について、自民党三役が国会で消費税率引き上げを示唆したのは初めて。これに対して福田康夫首相は「今後、本格的な議論を進め、消費税を含む税体系の抜本的な改革に取り組み、安定した財源を確保したい」と述べるにとどまり、消費税率について具体的な言及を避けた。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長も「税体系の抜本改革で、首相は消費税を引き上げるべきだと考えているのか」と迫ったが、福田首相は「現段階で消費税のみを取り上げて具体的な方向性を申し上げる状況にない」と、かわした。
 福田首相は9月の自民党総裁選では「将来的には消費税で社会福祉を賄う考えもやむを得ない」などと、消費税増税の必要性を認める発言をしていた。しかし、国会では、増税反対の民主党を意識してか、一転して慎重な発言に戻った。




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